「ビッグ・ステイ」は生産性を向上させる…しかし、退職願望が水面下で堆積
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現在S&P500の人的資本開示を全部見ている最中ですが、かなりの数の企業で「内部人材調達率」もしくは「内部昇格率」や、「若年層の採用比率」を開示するようになっています。これは、希少性の高い人材を外部から取るコストが上がっていること、並びに各社の教育体系が充実してきたことが言えると思います。完全にジョブ型ですぐ辞める、という事を外資の会社には想像してしまいますが、もっと多様な状況です。日本企業はプロパーが多すぎで中途を増やす傾向にあります。海外企業は中途が多すぎでプロパーを増やす企業はS&P500企業では目立つようになっています。
つまりは、どちらが正しい、ではなく適度なバランスに収斂しているのだと思います。
注目のコメント
アメリカでビッグステイが生産性を向上させるというのはその通りと思いますし、人材の流動性が低いと革新が停滞するという近年の日本を対象とした論調もまた、その通りと思います。適切な離職率水準は、個社の生産性は業界や企業ライフサイクルのステージなど様々な要素で変わると思います。他方でマクロ視点で、ドイツや日本などのいわゆる調整型の資本主義経済(CME)における、経済成長率と離職率の分析があれば興味深いと思います。離職率は人材のセグメント別だとさらに望ましいですが。
日本もそうなんですかね?
少なくともコロナ頃から、初めて転職してそのあと転職繰り返してる人が履歴書見てると多いのは、結構気になっています。
でも、コンサル業界とかは、勤続年数あがって品質も安定していってることを聞くので、記事の内容には賛成です総務省のデータを見ても、日本ではそういった傾向はないように感じます。
https://www.stat.go.jp/info/kenkyu/roudou/r5/pdf/21siryou4.pdf
むしろ、一部ホワイトカラーについては雇用の流動性は高まっているのでは、というのが現場の肌感覚です。
日本の場合は雇用の流動性の低さが生産性を高めなかった、という見方のほうが強いように思うので、一概に同じ事は言えないかもしれません。