「紅こうじ」継続摂取の1人死亡 腎疾患、小林製薬が因果関係調査
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まだ原因特定や機序もわからないので、騒ぎすぎるのはよくない。というか騒ぎすぎである。
健康食品と業界に対する日本人の無知さが露呈してのこの騒ぎ立てよう。メディアも冷静な報道をするべきだ。
医薬品ではなく、食品なので、安全性の基準が医薬に比べるとはるかに緩いのは承知の通り。
そして、肝臓をはじめ、何かをアタックしてしまうというのも成分としてはあるあるのことで、皆さんが普段口にしているものは「過ぎたるは尚及ばざる如し」というか、量を多くすればそれは毒になる。
食品として認めるのは厚労省の新開発食品や食品安全委員会か、あまり詳しくないが、4月からは消費者庁へ移管されると聞いている。
サプリをはじめとした、成分本質の話については、サプリ法など、FDA的な(FDAが必ずしも良いとは言っていないむしろ酷い)何か新たな安全性基準は必要なのではないだろうか。
CBDもサプリで安全性試験をUMIN載せて実施しているのは全国でも弊社だけ。
効果効能謳える機能性食品、特定保健用食品
それ以外にも安全性の基準を新たに作ることはお金はかかるが大切なことだとは思う。
注目のコメント
この報道だけで議論をするのは危険です。間違った議論、間違った評価は間違った対策を生み、人々を間違った方向に導きます。
この報道には、亡くなられた方の年齢や持病の情報もなければ、どんな体調不良があったのかの情報もありません。ワクチン接種後に死亡されてしまった方の報道を受け、即座に「ワクチン接種が原因だ」「ワクチンは危険だ」と騒ぎ立てるのに似ています。
こうした報道を目にして、サプリメントについて見直す良い機会にしていただくのは良いと思いますが、「紅麹が」などと特定の成分について語り始めてしまう方は、冷静な受け止めが必要だと思います。
症例対象研究による関連性の評価が、大きな手がかりになりそうです。このサプリを飲んでいる人が亡くなっても何ら不思議ではありません。サプリメントとの関係性が明らかではない状態でこういった記事が流れるのは、必要以上に悪いイメージを与えることにつながります。少しでも世間的には悪いイメージが流れると、関係があろうがなかろうがどんどん批判的な記事を出していく様な日本の慣習は、間違った情報の拡散にもつながり、あまり良い風潮ではないでしょう。
このサプリによって腎障害が起きて、死に至ったのかどうか、因果関係を明らかにする事が良い情報提供につながります。この1つの事例に関しては「紅こうじを内服していた」「腎疾患があった」「死亡した」という内容が書かれていますが、それぞれの因果関係はわかりません。「紅こうじ以外の腎疾患の原因があった」かもしれませんし、「腎疾患以外の死亡の原因があった」かもしれません。
しかしながら、複数報告されている紅こうじ内服中の方の腎疾患の報告があることから、事態が深刻であることには変わりありません。ニュースが広がりサプリメントの存在が広く知られたことで、これまでに腎疾患をわずらったものの「原因不明」とされていた方が、「自分もサプリメントを服用していた」ということに気づいて報告するケースが考えられます。そのため、健康被害の患者数は今後ますます増えてくるものと予想されます。
消費者としては、不用意にサプリメントを内服しないことをおすすめします。例えば、「コレステロールを下げる」ことをうたっているサプリメントは数多くありますが、実際に臨床試験で悪玉コレステロールを下げることを示したサプリメントはなく、病院で処方される薬(スタチンなど)が最も効果的です。この事件をきっかけにサプリメントの服用を見直してみてはいかがでしょうか。