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「紅こうじ」継続摂取の1人死亡 腎疾患、小林製薬が因果関係調査

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  • 東京工業大学 教授

    機能性表示食品は、食品(生鮮食品を含む)と医薬品(効能表示や品質製造規範など)の特長を共に兼ね備えたカテゴリとして成長してきました。今回の有害事例はその隙に生じました。被害者の方々は誠にお気の毒です。

    機能性表示食品はベースは食品なので、医薬品のように、有効成分の特定や安全性試験は求められていません。おそらくは紅麹の菌株の選定や製造プロセスに課題があり、ごく簡単に言えば、毒キノコを誤って販売してしまったようなものと考えられます。

    機能性表示食品のメーカーは医薬品系と食品系の企業に大別されますが,前者は医薬品の製造管理に長けている反面,食品をあつかう経験は必ずしも十分ではありません。過去にも花王のエコナ(グリシドール)などの事例もありました。食の伝統とリスクの感覚をどこまで内部化できるかに尽きます。


注目のコメント

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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    この報道だけで議論をするのは危険です。間違った議論、間違った評価は間違った対策を生み、人々を間違った方向に導きます。

    この報道には、亡くなられた方の年齢や持病の情報もなければ、どんな体調不良があったのかの情報もありません。ワクチン接種後に死亡されてしまった方の報道を受け、即座に「ワクチン接種が原因だ」「ワクチンは危険だ」と騒ぎ立てるのに似ています。

    こうした報道を目にして、サプリメントについて見直す良い機会にしていただくのは良いと思いますが、「紅麹が」などと特定の成分について語り始めてしまう方は、冷静な受け止めが必要だと思います。

    症例対象研究による関連性の評価が、大きな手がかりになりそうです。


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    順天堂大学医学部総合診療科 准教授

    このサプリを飲んでいる人が亡くなっても何ら不思議ではありません。サプリメントとの関係性が明らかではない状態でこういった記事が流れるのは、必要以上に悪いイメージを与えることにつながります。少しでも世間的には悪いイメージが流れると、関係があろうがなかろうがどんどん批判的な記事を出していく様な日本の慣習は、間違った情報の拡散にもつながり、あまり良い風潮ではないでしょう。

    このサプリによって腎障害が起きて、死に至ったのかどうか、因果関係を明らかにする事が良い情報提供につながります。


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    総合内科医 医学博士

    この1つの事例に関しては「紅こうじを内服していた」「腎疾患があった」「死亡した」という内容が書かれていますが、それぞれの因果関係はわかりません。「紅こうじ以外の腎疾患の原因があった」かもしれませんし、「腎疾患以外の死亡の原因があった」かもしれません。

    しかしながら、複数報告されている紅こうじ内服中の方の腎疾患の報告があることから、事態が深刻であることには変わりありません。ニュースが広がりサプリメントの存在が広く知られたことで、これまでに腎疾患をわずらったものの「原因不明」とされていた方が、「自分もサプリメントを服用していた」ということに気づいて報告するケースが考えられます。そのため、健康被害の患者数は今後ますます増えてくるものと予想されます。

    消費者としては、不用意にサプリメントを内服しないことをおすすめします。例えば、「コレステロールを下げる」ことをうたっているサプリメントは数多くありますが、実際に臨床試験で悪玉コレステロールを下げることを示したサプリメントはなく、病院で処方される薬(スタチンなど)が最も効果的です。この事件をきっかけにサプリメントの服用を見直してみてはいかがでしょうか。


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