2024/3/31

【語録】大谷翔平の「失敗から立ち直る思考法」を分析する

NewsPicks編集部
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手がプレーする大リーグが3月29日に本格開幕し、7連戦が始まっている。
韓国での開幕戦後に、専属通訳だった水原一平氏の違法賭博疑惑が明らかになり、大谷選手にとっては「キャリア初のスキャンダル」に揺れている。
3月26日には大谷選手自身が、この問題に関して自らの言葉で声明を発表し、事態の進展は捜査当局に委ねられている。
これからは水原氏への捜査の進展が焦点となる中、大谷翔平選手はどのようにこの難局を捉えて、乗り越えようとしているのか。
「二刀流」が過去に残した発言からスポーツ心理学の視点も交えて読み解いていく。
INDEX
  • 失敗には「備えが大事」
  • 「オーバー・アチーバー」の思考
  • 「好き」で「得意」が仕事に
  • 結果より「プロセス」が大事
  • キャリア中堅の今を「楽しむ」

失敗には「備えが大事」

大谷選手は、これまで肘のケガにも悩まされてきた。2019年シーズン、そして今シーズンも投手としては「お休み」の形となる。
プロアスリートとしても好不調の波もある。大活躍だった2021年は、1カ月間の打率が1割台と低迷した時期もあった。
こうしたなかで、「失敗」やうまくいかなくなる時について、二刀流はどう考えているのだろうか。こんな発言を残している。