[バンコク 20日 ロイター] - タイのプラジン運輸相は20日、日本の支援を受けた120億ドル相当の高速鉄道事業を翌週に承認すると発表した。

タイ政府は経済の底上げを目指し、インフラや交通網の強化、雇用創出、観光の活性化などで560億ドルを超える投資計画を進めている。今回の鉄道事業はその一環。

プラジン氏は「来週、協力に関する覚書を閣僚に提出する。承認されれば協定調印のために5月27日に日本を訪問する」と述べた。

鉄道は首都バンコクと北部のチェンマイ間の約670キロで、早ければ2016年の第2・四半期に着工する。

タイは中国とも約90億ドル相当の鉄道事業を進めており、今年第4・四半期に着工する。昨年12月に総距離700キロ超の複線化された鉄道を、中国と共同で建設を進めることで合意した。