中国 2月の若者の失業率15.3% 1月より悪化
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注目のコメント
今年の若者の就職状況はかなり厳しいとなっています。私が勤務する対外経済貿易大学は国家重点大学なので、選ばなければ就職先は見つかりますが、理想とする就職先に入るのは厳しいという話を聞きます。
新学期が9月から始まる中国では、就職活動は秋季と春節を挟んだ翌年の春季の二度のピークがあります。それぞれ10月と2月頃から始まり、3か月ほど続きます。秋季でうまくいかなかった学生たちが、佳境を迎えようとしている春季の就職活動で頑張っている最中です。西村PROのコメントの通り、秋と春節明けの春の2回が採用シーズン。しかし、本命は秋であり、春は大学院に落ちた学生が市場に出てくるだけ、本来なら規模も質もあまり良くない。
という前提で、昨年11月の別記事コメント再掲。
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先日たまたま駐在時の現地スタッフ(人事)とやり取りしたところ、ちょうど中国の秋の採用イベントの日だったらしく、就職率について率直な感覚を聞くことができました。
「新卒者が多い一方で採用企業が少ない」
「就職できるのは新卒者の約半分くらい」
「中国では、就職できないときは大学院に逃げるのが常套手段だが、いったん逃げることができたとしても卒業後に就職できるかどうかは分からないくらい見通しが悪い」
「少なくとも来年は変わらないと思う」