【日本市況】円安加速で150円台、当面緩和的と日銀-日経平均4万円
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2022年以降の主要通貨の変化率に対して最も高い説明力を有する変数は実質金利(=名目金利-インフレ率)の変化幅です。植田総裁は表面的には就任以来、政策を据え置き続けてきましたが、この間、インフレ率がどんどん高まりましたから、実際には実質金利を引き下げ続けたことになります。ほかの中央銀行はインフレ率と同等またはそれ以上の利上げによって実質金利をプラス圏に押し上げました。その点、日本の1月のインフレ率は総合、除く生鮮食品、除く生鮮食品・エネルギーでみてそれぞれ2.2%、2.0%、3.5%(全て前年比)です。そしてこの実質金利がマイナス圏にあることを金融緩和と呼びます。従って、マイナス金利解除後もかなりの緩和がまだ続く見通しですから、為替市場では円安圧力が加わることになります。
うーん、このタイミングでの1ドル150円は植田総裁としては、不本意では?
しばらくは145円〜148円をウロウロすると推測していたのですが、今夜のアメリカ市場に注目します。