a16zとLerer Hippeau、米著名VCが相次いでtoC投資を縮小
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個人的な印象として、toCは黎明期に入れるか否か、がキーであることが多いと感じている。
黎明期ゆえに、まだ巨大プレイヤーがいなかったり、消費者の使い方も固まっていない。そのため、その時期のスピード勝負で、開発・認知・顧客獲得を一気にするし、資金が必要。
一方で、黎明期を過ぎると、顧客の認知・想起や使い方のメンタルモデルが固まりがち。そして先に巨大プレイヤーになった企業に資本力含めて対抗するのは難しくなる。
もちろん、一定成長した後には、そこから分化した特化サービス(特化型ECが代表例)が出てくるフェーズもあるが、あくまで特化とセグメントは小さくなる。
toBの方が、稟議プロセスなどもあるため、経済合理性が効きやすい。経済合理性があればサービスが導入されたり拡大する。当然競争は発生するが、消費者の気持ちの移ろいやすさなど(移ろいも含めてサイエンスしたり、エンジニアリングもするわけだが)に比べると、合理的なリスクテイクがしやすい領域。日本にいるとなかなかわかりにくいですが、米国のtoCスタートアップ市場で大きな変化が起きています。これまでtoC分野で積極的に投資を行ってきたa16z、Lerer Hippeauといった著名VCを筆頭に、相次いでtoC投資を縮小する波がきています。