[北京 12日 ロイター] - 中国のスマートフォンメーカー、小米科技(シャオミ)は12日、同社初となる電気自動車(EV)の出荷を今月開始すると明らかにした。発表を受けて株価は一時7%上昇した。

短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」で、中国の29都市に展開する59店舗で受注を開始し、28日にローンチイベントを予定していると明らかにした。

スマートフォンの需要低迷を受け、シャオミは2021年にEV参入を発表。昨年12月にセダンのEV「SU7」を発表し、雷軍最高経営責任者(CEO)は、世界トップ5の自動車メーカーになると表明した。

EVの基本ソフト(OS)はシャオミの人気スマホモデルなどと共有するため、同社既存ユーザーへのアピールになるとアナリストは指摘する。

EVは北京汽車集団の北京工場で生産する。工場の年間生産能力は20万台。