EV生産コスト、2027年までにガソリン車下回る=ガートナー
AI要約
- 1ガートナーによると、2027年までに電気自動車(BEV)の生産コストが内燃エンジン車と同等になる見通し
- 2ガートナーの分析によると、新技術の導入によりEVの生産コストが内燃エンジン車と同等になるが、一部の修理費用が増加する
- 3ガートナーはEVメーカーの約15%が27年までに買収されるか倒産するとの見通しを示した
コメント
注目のコメント
EVの現時点の生産コストがガソリン車以上なのかどうかもよく分かりません。
キガプレスで生産コストが下がるのであれば、ガソリン車もギガプレスでつくればいい。
ただし、コストに厳しいトヨタもギガプレス(トヨタ的な名称はギガキャスト)を導入するのだから、書いてあることは正しいような気がします。
しかし、EVの価格が高い最大の理由は(生産コストではなく)車載電池のコストでしょう。EVの3重苦(価格、航続距離、充電環境)の中で、航続距離と充電環境は徐々に改善していくでしょうが、ガソリン車並みの価格にするにはやはり車載電池のコスト低減が必須。LFPなどの廉価なものも出てきていますが、もう一段以上のコスト低減が必要。
一方、BYDのシーガル(トヨタYarisクラスの小型車)の中国国内価格は150万円からと、すでに同クラスのガソリン車並みまたはそれ以下になっている。これは車載電池も含めて内製化を進めるBYDだからなのか、それとも中国政府からの巨額の補助金のおかげなのかは不明。ただし、既存メーカーのEVに較べてかなり原価低減が出来ていることは事実だろう。
現在、EV市場にブレーキがかかっている理由の1つが価格であるとすれば、既存メーカーがBYD並みの原価構造を達成しなければEV市場の拡大は相当遅れるかもしれない。“バッテリーコストはそれほど下がらないものの、車体コストが大きく下がるため、27年のEV製造コストは24年時点のガソリン車より安くなる可能性がある”
この記事で言いたいのはこんなところでしょうか
ガソリン車もこれまでと同様にコストダウンが進むため、このまま27年に逆転するとも思えません。いっぽうで騒音および排気ガス規制の強化により、このコストが跳ね上がる可能性は残されています