「豚のぶった切り詐欺」被害、世界で11兆円以上-米大教授らが調査
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おお、pig butcheringを日本語では豚のぶった切り詐欺と言うんですね!!詐欺の入り口は主に、携帯のメッセージング、ソーシャルのメッセージなどです。
アメリカでは以前から知られていて、この入り口らしきメッセージが私にもよく来ます(国際ロマンス詐欺と区別できませんが)。最近ではLINEやインスタのコメントで下手な日本語のメッセージがきます。
記事にあるように、豚詐欺はミャンマーなどの人身売買被害者、国際ロマンス詐欺はナイジェリアの殺人カルトなど、怪しい集団が関わっている可能性が指摘されていますので、どうか日本の皆様が、これらに引っかからないよう、注意を喚起したいです。
ご参考→https://voicy.jp/channel/2190/705466
注目のコメント
豚のぶった切り詐欺は、東アジアや特に中国では何年も前から流行しています。犯罪集団は比較的大きな集団で、会話に対応するための細かいマニュアルが用意されており、以前それが流出したこともあります。
また犯罪集団のITスタッフも充実しており、犯罪集団の場所を突き止めるための追跡用リンクを送ると会話が以後ブロックされてしまいます。これらのことから、しっかりした体制を持った犯罪集団であることがわかります。
また弊社プルーフポイントでは、人身売買でカンボジアに連れてこられた女性が対応させられていることも以前突き止めました。「豚のぶった切り詐欺」Pig-butchering scamでいう豚というのは、金をだまし取られる被害者のことです。
オンラインでのやりとりを通して被害者をたらしこみ、手をかけて育ててから食い物にします。
単なるうまい儲け話として誘い込むものから、いわゆるロマンス詐欺を併用したパターンなど、様々な手法があります。
今やこの詐欺の世界的中心地となっているのが、ミャンマー東部、中国やタイとの国境地帯です。ミャワディやタチレクといった都市で何万人もがこの産業に従事しています。
内戦が続くミャンマーで、ミャンマー国軍が場所を提供し、タイ軍が電力を提供し、中国の各種シンジケートが資本投下して、年間売上3兆円産業を興隆させました。
日々詐欺メールを送る労働に従事しているのは、「海外就職」の甘い話に乗せられた中国人や台湾人、その他アジア各国の若者たちで、日本人もいます。
中国政府としては、自国の富裕層が資産を密かに国外に移して運用するルートとなっているため、取り締まろうとしています。
2023年後半から、ミャンマーの少数民族武装勢力を使役したり、ミャンマー国軍を脅したりして、取締りをさせていますが、この産業の壊滅にはほど遠いです。