2024/3/3

【原則】お金への解像度が増す、超シンプルな方程式

泉 秀一

NewsPicks 編集委員

書店に行けば、さまざまな「お金」に関する本が目に入ってくる。

お金持ちになるための成功法則をうたったものから、倹約術、節約術などの具体的なノウハウ、あるいは投資の指南書も数多く出版されている。

古今東西、お金は常に世の中の大きな関心ごとで、たくさんの書籍が出版され、その知識が共有されてきた。

では、そうした本には何が記されているのか。どれだけ時代が移り変わっても、お金に関する原理原則は、大きく変わらないはずだ。

そこで、お金の名著7冊を読み込んでみた。

名著たちは共通して、お金に関するたった1つのシンプルな方程式の重要性を語っていた。

INDEX

• 「原理原則」は超シンプル
• 自分の「欲求」から考える
• 頭を「フル回転」させろ
• 欲求に「時間軸」を付け足す
• 古代から「FIRE」はあった
• 「税金」と向き合ってみる
• 本音は「買い方」に表れる

「原理原則」は超シンプル

コメント

注目のコメント

• 泉 秀一

  ノンフィクションライター

  ・2024年03月03日

  お金について考えるにあたり、名著と呼ばれる本に何が書いてあるのか気になって7冊読んでみました。なるほど、原理原則とはシンプルながら奥深いなと唸りました。
  
  シンプルながら正解がない問いに対して、自分なりに答えを導き出して日々、決断をしていく。人生はその連続であり、醍醐味だと思います。
• 佐藤 元則

  NCB Lab. 代表

  ・2024年03月03日

  支出しながら使えるお金を増やすことができるのが、キャッシュレス決済です。現金ではつかないポイントが付与されるものが多い。これがけっこう大きな数字になります。
  
  キャッシュレスを受け付けるところでは100％キャッシュレス決済という人と、どこでも100％現金という人をくらべると、1年間で数十万円の差がつくことがあります。
  
  日本で100％キャッシュレス派の人の比率は、40％を超えています。この人たちは、お金の管理も上手という調査結果も出ています。
  
  ご参考まで
  https://www.ncblibrary.com/posts/128542
• 清水 勝彦

  慶應ビジネススクール 教授

  ・2024年03月03日

  節約は大切ですが、それが習慣=第2の天性になると、使うタイミングに踏み切れません。お金の価値は加齢とともに低下するという指摘は、たしかにそうかもと思わされました（もう遅い）。
  
  M&A（何だ急に）でよく言われるのは、経験のない企業がドカンと大きいのをやって失敗すること（日本郵政のトールとか、キリンのブラジルとか）。若いときに小出しに使って「自分はこれが楽しい」経験を積むことはとても大事です。