【直撃】「日本のトイレ」がアカデミー賞候補になった真相
NewsPicks編集部
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昨日、友人とこの映画の話をしていたところでした。友人は先月ドイツへ行ったのですが、トイレに神様がいるという話をドイツ人にしたところ、キョトンとされたそうです。一神教の人たちには、八百万の神の存在を理解することはむずかしいようです。宗教において、日本は多様性が最も進んだ国です。世界が宗教の多様性を容認すれば、戦争はおさまるのではないでしょうか。
「もし『PERFECT DAYS』の舞台がロンドンだったとしたら、本格的なホラー映画に仕上がっていただろう」という指摘はなるほどと思いました。文化の違いってこういうところなんだと。
他人との比較ではなく自分が満たされているかどうかということを考えると『PERFECT DAYS』を過ごしている人は結構いるのでは(気づいていない人を含め)。『PERFECT HOURS』くらいかもしれませんが。「最も個人的なことが、最もクリエイティブだ」
と、マーティン・スコセッシ監督の言葉を引用したポン・ジュノ監督のスピーチを思い出します。
「パラサイト 半地下の家族」で2020年アカデミー賞を受賞した際のスピーチでした。