「トヨタグループ」連続不正への提案 なぜアンドンを引けなかったのか
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今回の件は子会社をどこまで管理するか、社風を尊重するか…といった問題というより「工数管理の仕組み」が問題なのではないかと思います。
クルマの開発は10年近い期間がかかり、仕向け地別も含めると車種数は大変な数になります。延べ数万人の開発者が関わり、開発工数(時間×人数)も膨大です。
その際には「開発に必要な工数」と日々変化する「開発者のリソース」を月単位にまで落とし込み、過不足のないように開発スケジュールを調整する精緻な仕組みが必要なのですが、これはどんな天才でも人間の頭では絶対に無理なのです。
その仕組みができていれば、上が無理なことを言っても現場は断れます。要は堂々と断れる「仕組化」「見える化」が必要なのです。
かつてのトヨタグループは子会社も含めてそれが出来ていたと思いますし、今であればもっと精緻に管理してアラームも出せるはずです。
新しい経営陣には原点に帰って「仕組化」「見える化」の推進を期待したいですし、それ以外の方法はないと思います。トヨタが共通して見誤ったのは何んだろうかって素人は考えてしまいます。ダイハツの例では、親会社からダイハツをリスペクトしてるとはいえ社長が降って来てプロパー社長は引き下がり、お金は出すからダイハツらしくやってね、と言われてプロパー役員や社員が方向を見失ったと感じています。ハッキリとダイハツじゃなくてトヨタっぽくダイハツ車を作ってくれ!と言うべきだったんだと感じます。そしてトヨタ方式のハードルの高さがトヨタっぽくと言えなかった理由だと想像します。