ウォーレン・バフェット氏、株高騰「カジノ的」 投資機会乏しさ憂う
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2000年のITバブル崩壊と同じような展開です。当時、バフェットはIT革命が企業業績に与える影響は大きくはないとして、IT企業への投資を見送りました。そして、もうバフェットは時代の変化に付いて行けない老人だと批判されました。しかし、後に判明したのは、バフェットの指摘が当たっていたとう事実です。2001年以降にIT企業の株価は大きく崩れました。今回、株価が上がっているのは偉大な7銘柄など生成AIのインフラを作る企業ばかりです。生成AIを使って収益力を高めた企業は実はまだほとんどありません。頭の片隅には警戒感を持って置くのが得策だと思います。
バフェット氏も、当然ながら当たることもあれば間違えることもある。今回はどちらになるか。でも一聴・一考の価値はあると思う。
下記を見ると、ポートフォリオで最大の比率を占めるのはAppleで、ポートフォリオ全体の45%を占める(ARKキャシー・ウッドもビックリなくらいのConcentration…)。一方で買い始めたのは2016年になってから。また、MSなども買っていない。歴史をさかのぼると、ITバブルのときに「自分が理解できないものは買わない」と述べ、IT関係はほとんど買ってこなかったと思う。
https://www.cnbc.com/berkshire-hathaway-portfolio/
一方で、ITバブルの時や、逆に金融危機の底でGSやGEへの出資含めて動いたときのように、市場全体の動きとは逆の方に意見・行動するのは、極端な値動きが発生しているとき。
最近では、S&P500からMagnificient7を除いた「S&P493」ではほぼ上昇していないという話がある。また日々日々ベースでは、米株でも日本株でも、指数の騰落率の割に上昇している株の比率が少ない(例えば指数で1%くらい上がるときは、感覚値8割以上の銘柄は上昇するが、半分程度の事とかが最近はある)、など。
https://blog.rangvid.com/2023/08/27/7-or-493-stocks-what-matters-for-the-sp-500/バフェットの過去の株主へのレターを総括したWSJの記事が面白かったので共有させていただきます。その中であったのはFear and greedという話で、
We never try to anticipate the arrival or departure of either disease. Our goal is more modest: we simply attempt to be fearful when others are greedy and to be greedy only when others are fearful.
https://www.wsj.com/finance/i-read-all-59-of-warren-buffetts-annual-letters-these-are-the-best-parts-068f834a?st=11jyi71fa4dr99f&reflink=desktopwebshare_permalink