『不適切にもほどがある』の視聴を脱落する若者がいる理由は「昭和ネタがわからない」からではない
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主人公市郎の娘・純子と同級生の私ですが、これブっちゃけ時代考証が相当雑なんで、それがイライラして脱落しました。あとさすがに昭和当時の自分も嫌で仕方なかったようなことが変に正当化されてたりで、価値観的にクドカン氏(私より年下ですが)との価値観の合わなさが決定的でしたね。
まあ、エンタテイメントとしては逆に若い人とか、生まれててもまだ子供だった層とか、それほどあの時の嫌さ加減やダメさ加減に対する実感がない層の方が案外楽しめる内容になってるような気もします。結局クドカンもあの時代、中学生になったばかりくらいですし、そもそもコメディですから、浅くて当然かと。
追記:コメディとしては面白かったです。
注目のコメント
二話放映時点で他のドラマと比較してもティーンズ層の視聴もそこそこ良く、
https://newscast.jp/news/2079078
2月半ば時点でもTVerの反応を見る限り幅広く支持されていると下記記事では推定されています。
https://friday.kodansha.co.jp/article/358905
若者が特に脱落しているというエビデンスがないからタイトルでは「脱落する若者がいる(ゼロではない)」という当たり前の事実でバイアスかけようとしているのでしょうが、ドラマの説明不足を指摘しておいて自らは誤解を招く表現でビューを取りにいこうとしている点が気になりました。今はすごい時代の過渡期で、昭和のよくない部分が改善されてきているものの、まだ昔の感覚の人も現役でおり、
かといって、今の感覚が全て大正解かというともちろんそういうわけでもなく、
このドラマは、1つの価値観を押し付けるものではなく、いろんな問題提起をすること自体がテーマなのではないかと感じています。
ドラマ中のセリフに違和感を感じること自体が、考えるきっかけを与えてくれているというか。
不適切な価値観や態度、発言や、時代の変化自体をテーマにしたドラマなので、
この記事のように、違和感や、それは不適切では、こうした方がよいのでは、と、様々な世代が感じること自体が、このドラマの狙いかなと。
あと、SNSでこういう反応があった、というのは、SNSの声なんて、広い世の中のほんの一部でしかないので、街頭インタビュー程度です。まるで世間を代表する意見かのように紹介する風潮こそ、どうかと感じます。