【悲願】日経平均の最高値更新が意味するコト
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注目のコメント
まず、素直に良いニュースと思います。ただ、最近はアメリカのニュースでも見かけるようになりましたが、株高と国民の暮らしの「ギャップ」を感じることも確かです。賃金は改善傾向ですが、医療費、少子高齢化、円安(万博もいれるべき?)…身の回りの大切な問題は改善されているという実感があまりありません。
ちなみに、Topixとかインフレを考えれば1989年のレベルではないというWSJの記事がありました。
https://www.wsj.com/finance/stocks/lessons-from-a-three-decade-long-stock-market-disaster-5a0b5435?st=36evpjhl3y2ee6r&reflink=desktopwebshare_permalink日経平均株価がようやく過去最高値を更新しました。今年に入ってからの日本株の上昇の勢いは目を見張るものがあります。
ただ一方で、この34年の世界株の上昇と比べると、少し悲しくなります。よく、日本人が投資をしない理由で「投資に対する拒否感が強い」「投資教育が足りていない」などと言われますが、この差でほとんどすべて説明できてしまうような気がします。自分の国の株価がこれだけ長期に渡って低迷していれば、投資を避けるのは当たり前ではないでしょうか。
奇しくも新NISAイヤーの初めにバブルの呪縛から解き放たれた日本株。ここが転換点になればと期待しています。元証券マンとしてはとても感慨深い。何が感慨深いのか。
「失われた30年」
35年前の株価を抜いたことを喜ぶ間にNYダウは10倍以上になっているじゃないか!と怒る人もたくさんいます。
でも89年の株価はバブルだったんです。冷静に見て、さまざまな指数が正常化した事がとても感慨深い。
"1989年当時はバブルの真っただ中。PERは61倍、PBRは5.6倍と、企業の実力に対して過剰ともいえる株価が付いていた。現在はPERが16倍でPBRは1.5倍。"