2024/2/23

【TOTO】アメリカで「日本のトイレ」が売れ続けているワケ

NewsPicks 編集部
アカデミー賞の国際長編映画賞にもノミネートされ、受賞の期待が高まっている役所広司主演、ヴィム・ヴェンダース監督の映画「パーフェクト・デイズ」。
渋谷のトイレ清掃員の日常を描いたその内容とともに、注目を集めているのが、登場するトイレたちだ。
イカのように見える半透明のデザインのものから、木材でできた迷路のようなものまで、どれもクリエイティブなものばかり。
映画に登場した公共トイレを回る「聖地巡礼」も流行るくらいだ。
快適な公共トイレをデザインするプロジェクト「THE TOKYO TOILET」の一環で建てられたもので、トイレの機器やレイアウトの提案を行っているのはTOTOだ。
これまでも日本に来た観光客が絶賛したことなどがこれまでも報道されてきた。日本のトイレの代表格TOTOの海外売り上げは順調に伸び続け、すでに売り上げ全体の3割に迫っている。
TOTOと同社のウォシュレットはいかにして、海外でも多くのファンを抱えるようになったのか。そこにはどの国・地域にも共通する海外戦略があった。
ベトナムや米国など豊富な海外経験を持ち、海外住設(住宅設備)事業を統括する田村信也常務を直撃した。