2024/2/22

【エヌビディア満点決算】AI祭り、半導体の業績総まとめ

NewsPicks 副編集長
「オンライン決算説明会の瞬間、ウォール街のトレーディングフロアは、ピンが落ちる音が聞こえるほど静まり返るだろう」
ウェドブッシュ証券の著名アナリスト、ダニエル・アイブス氏は、エヌビディア決算への緊張感をそう表現した。
株式市場を熱狂させるAI向け半導体ブーム。
振り返ると、1月18日の台湾TSMCの決算発表から半導体株のラリー(株価上昇)が始まった。
半導体の主要30社を集めたフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)はTSMCの決算発表を期に急上昇している。
1月29日にはAIサーバーを開発するスーパー・マイクロ・コンピューターが決算を発表。
「需要は今後、何十年も続く可能性がある。私たちは後に、これをAI革命と呼ぶかもしれない」
チャールズ・リャンCEOは決算説明会で、AI関連市場の構造成長について、みなぎる自信をのぞかせた。
半導体ブームは続くのか。
その行方を占うのがエヌビディアの決算だ。
期待が先行し過ぎて警戒感が高まっていた株式市場だが、それをはねのける、ほぼ満点の決算だった。
エヌビディアの決算のポイントを見つつ、1月からの半導体企業の決算ラッシュを総まとめした。
INDEX
  • 満額回答
  • これからが本番
  • TSMCがラリーの号砲
  • 最注目のスーパー・マイクロ
  • 東京エレクトロン「1兆ドル市場に」