2024/2/20

【超実践】年収が上がる「リスキリング戦略」5つの要点

藤田 美菜子

NewsPicks 副編集長

本特集の第1話では、日々の業務外で「学び」や「リスキリング」に時間をかけている人ほど、年収がアップしやすいという、リクルート・Indeedの調査を紹介した。

となれば気になるのが、その「学び」の内容だ。

同調査では、学びに関して「日米の違い」を掘り下げている。

それによると、日本では「現在の業務」に関連した学びに取り組む人が多いのに対して、アメリカでは「教養」や「汎用的なビジネススキル」に関連した学びが注目されているという。

専門スキルの風化するスピードが加速している昨今、私たちも後者のマインドセットに切り替えていくべき時なのかもしれない。

結局、今、何を、どのように学ぶべきなのか──。

『リスキリング大全』（東洋経済新報社）の著者である清水久三子さんに、今日から使える超実践的なアドバイスを聞いた。

INDEX

• ①「資格の勉強」から離れる
• ②必要なスキルを「IPO」で整理
• ③ChatGPTで「スキルマップ」を作成
• ④「学び方マップ」をまとめる
• ⑤「楽しく学ぶ」をルールにする

コメント

注目のコメント

• 八田 浩

  株式会社ロケットスター 取締役　共同創業者

  ・2024年02月20日

  最高のリスキリングは転職だと思います。
  例えば私はレガシー系証券に新卒で入り、デジタルマーケティングのベンチャーに営業to営業で転職したわけですが、年収はガクッと落ちました。しかし、数年で年収は抜いたと思いますし、ポータブルスキルはかなり身についた、と思います
  これを座学や体験系の口座だけで身につけるのは難しかったと思います。しかも転職ですので、下がるとはいえ給料がもらえるわけです
  そういうキャリア形成に適した職場というのは確実にあります。
  「あの会社のあの職種でxx年揉まれてきたんだね」
  これで通じる世界は確実にあります。
• 清水 勝彦

  慶應ビジネススクール 教授

  ・2024年02月20日

  「男性は自分を過大評価し、女性は過小評価する」傾向はアメリカ時代からよく聞いています。リスキリングの前に、自分のしたい仕事と現実とのギャップを客観的に把握することが大切なような気がします。ちなみに面接では「できます」と答えておいて、実際に仕事を得たあと勉強する人も結構な数でいます。
• 佐藤 元則

  NCB Lab. 代表

  ・2024年02月20日

  社会人になってからの学びが大切ですが、高校まででストップしている人が多い。大学はレジャーランド、職場はルーティーンをこなす場所で、自ら学ぶことがほとんどなくなっています。
  
  就職または起業後の学びこそがその人を大きくします。毎日の積み重ねを60年〜80年続ける人と、漫然と暮らしている人との差はとてつもなく大きなものになります。