中国への直接投資82%減 外資離れ、30年ぶり低水準
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対中直接投資には、中国国内企業が香港で設立した会社を経由して、再度中国大陸に投じられる資金も含まれているので、一概に外国企業とはいえません。
なお、23年7~9月期のマイナスの主要因は、一部資金の引き上げによるものだと考えられます。
注目のコメント
外資企業が中国に投資しづらい状況なのはもちろんなのですが、中国企業もドル高なので今は中国にお金を持ち込まなくてもというトレンドはありますね。なお、レートが持ち直したこともあって四半期ベースでみると23Q4は前四半期比では回復傾向にあります。
数字を見る時にはいろいろ気をつけないといけないですが、この記事の場合、
・「82%減」とはいつといつを比べた話か
↑記事で「前年比」ということは、2023年のトータルが2022年のトータルと比べて、ということですね
・「直接投資82%減」の「直接投資」とは何か
↑記事で「国際収支統計」「新規投資が落ち込んだ上、撤退や事業縮小による資金回収の動きも」とありますから、出入りの差し引きの結果、ということですね。入ってくるのも大きくなったけど出ていくのも大きくなった結果、ということもありえます。実際は、入ってくるのは減り、出ていくのが増えたのでしょうが。
・「直接投資82%減」というのは、ドルベースか、人民元ベースか
↑国際的にはだいたいドルベースで示しますが、この記事を読めばドルベースだとわかります。
それから、貿易赤字とか、直接投資の減少、というのは、自国通貨がドルに対して安くなった結果で、自国通貨ベースで見るとむしろ増えている、ということはよくあります。
中国の場合、人民元の為替レートは、人為的に非常に安定しているので、この限りではありません。
中国の場合、外資については非常に規制・管理されているので、中国政府はかなり正確に把握できるでしょう。
中国国民の国外への投資については、把握できない部分がかなりあるはずです。カナダやオーストラリア、日本で土地を買う、国外に持ち出してカジノでいったんチップに変えたり、ビットコインに変えたり、といったのも含めると。