ナワリヌイ氏が死亡、収監先で ロシア活動家、散歩後に意識失う
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注目のコメント
大統領選を一ヶ月後に控える中での出来事。本件がロシア有権者の心情や行動にどう影響していくかに注目したいです。中国でも官製メディアが速報。氏に対しては「反対派」との文言を使用しています。「民主派」ではなく「反対派」。香港のときと同じ。こういう文言の違いは重要だと思います。
読売新聞が経緯を報じていますので、引用いたします。
「ナワリヌイ氏は、反プーチン政権の象徴的な存在だ。元々は弁護士で、2011年の下院選で政権与党による不正を追及し、大規模デモを主導したことで知名度を高めた。インターネットで政権の腐敗ぶりを暴露し、13年のモスクワ市長選では、プーチン大統領側近の現職に対抗して立候補した。そこで善戦したことで、政権側が弾圧強化に転じたとされる。18年の大統領選には出馬を認められなかった。20年には、露国内で猛毒ノビチョク系の神経剤による襲撃を受けた。21年に療養先のドイツから帰国と同時に拘束された後、過去に受けた有罪判決の執行猶予が取り消されて収監され、昨年末に北極圏の刑務所に移送されていた。」
https://www.yomiuri.co.jp/world/20240216-OYT1T50143/
真実は当事者以外誰にも分かりませんが、再選をより確実なものにすべく穏便に排除された可能性を当然疑いますし、権威主義体制においては選挙がいかに困難であるかを改めて示しています。この事態を受けて、ロシア国内の状況について政府発表や政府系メディア以外の情報を注視したいです。この週末、水面下でどんな動きがあるのか。