(ブルームバーグ): 米アルファベットの株価は15日に下落。「ChatGPT(チャットGPT)」を開発したオープンAIがグーグルに対抗するウェブ検索サービスを開発しているとの報道が材料視されている。

テクノロジー情報サイトのジ・インフォメーションは匿名関係者を引用し、オープンAIのサービスはマイクロソフトの検索エンジン「Bing(ビング)」を一部利用すると報じている。

デジタル広告の販売を通じてアルファベットの売上高の大半を生み出しているグーグル検索事業については、ライバルの人工知能(AI)サービスがもたらすリスクを巡り懸念が高まっている。一方でマイクロソフトはオープンAIに多額の投資を行い、昨年にはBingにChatGPTの機能を組み込んだが、これまでのところ検索サービスで市場シェアを思うように獲得できていない。

ベアードのアナリスト、コリン・セバスチャン氏は、オープンAIの検索プロダクトがアルファベットに与えるリスクは「限られている」と指摘。グーグルを脅かす競争相手になるのはオープンAIであっても容易ではないとの見方を示した。

オープンAIの広報担当者はブルームバーグ・ニュースへのコメントを差し控えた。

原題:Alphabet Drops After Report OpenAI Developing Search Product (1)(抜粋)

More stories like this are available on bloomberg.com

©2024 Bloomberg L.P.