2024/2/15

【楽天決算】「3400億赤字&無配」で三木谷浩史が語ったこと

NewsPicks編集部 編集者/記者
モバイル参入当初、ここまで赤字が続くと思っていた人はどれほどいたのだろうか。
楽天グループが14日に発表した2023年12月期決算(連結)は、最終赤字が3394億円と、5期連続の赤字となった。
売上収益2兆713億円(前期比+7.8%)
営業損益2128億円の赤字(前期は3716億円の赤字)
最終損益3394億円の赤字(前期は3772億円の赤字)
一方で、グループ全体の売上収益は、27年の歴史で初めて2兆円の大台に乗った。
ECや金融は相変わらず好業績の一方で、モバイル事業が足を引っ張るという構図は、もうおなじみだ。
さらに楽天は同日、これまで1株あたり4円50銭だった株主への配当を、23年ぶりに無配とすることも明らかにした。
赤字の「底」を抜けたとは言え、依然厳しいように見える中、三木谷浩史会長兼社長は、いつも通りの強気を貫いた。
黒いTシャツがトレードマークながらも、珍しくスーツ・ネクタイ姿で決算会見に臨んだ三木谷氏の発言を中心に、決算のポイントを見ていこう。
INDEX
  • モバイル「好転」の裏側
  • 「大幅にダイエット」の2023年
  • 「最強」家族プログラムをなぜ投入?
  • 「配当0円」に代わる優待サービス