【激論】アルツハイマーは「血液検査」で早期発見できるのか
- バイオマーカーで「簡単に診断」
- 拙速な動きに批判噴出
- 「アミロイド」だけが危険因子?
- 作業部会に「利益相反」の疑い
- アルツハイマー病のパンデミック
バイオマーカーで「簡単に診断」
麻酔をした状態で、腰のあたりに針を刺し、脳と脊髄の周りを流れる髄液を採取する
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「アミロイド」というバイオマーカーがあれば、症状の有無にかかわらずアルツハイマーだ、と診断できる──。
そう規定したガイドライン案が議論を呼んでいる様相を記したNYTの記事です。
早期発見・対処しやすくなるという意見もあるようですが、それが時期尚早だとして批判をされているよう。
何を以て「病気」と判断するのか。
人間のいのちに加えて、利権も絡みだす難しい問題だと常々感じます。
難しいのでしょうが、傾向が読めて対策ができ、悪化が防げたとしたら、それだけでも本人はもちろん、家族にも社会にも良いことづくめだと分かってはいます。
ただ心配しすぎが悪影響の可能性が高いのだとしたら、一般的なベーシックな健康の法則を守りながら、自分らしく歳を重ねるのが、結局は1番いいしそれができることなんじゃないなかと思えましたね。
基本に忠実が今はいいと。
>「アルツハイマー病の新たなパンデミックが起きる」とウィデラ博士は予測する。
インタビューの原文を当たれないのですが、おそらくはCOVID-19のPCR検査に掛けたのでしょう。症状に対してではなく極微量の遺伝子断片の存在に対して「感染者(正しくはPCR陽性者)」が定義されることで事態が混乱したという。検査→流行っている!→皆が検査する、あるいは検査→陽性→投薬というビジネスモデルがあり得る以上、この記事に書かれている利益相反(conflict of interest)には十分に配慮すべきです。ところで、アミロイドβをターゲットとした薬の効果が判別可能なギリギリの線であるのに、アミロイドβをバイオマーカーとするのは無理筋な気がします。
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