2024/2/14

【日経平均1066円高】ランキングが語る「一軍企業」の特徴

NewsPicks 副編集長
2月13日の日経平均株価は大幅に続伸。
前日比1066円高の3万7963円で取引を終えた。
午前中には、先週末(9日)に好決算を発表した東京エレクトロンリクルートホールディングスがぐいぐいと日経平均をけん引。
引けにかけては「持たざるリスク」とばかりに、もはや明確な材料もなく駆け上がった。
「これほど強い相場は見たことがない」(運用会社トレーダー)
急ピッチの上昇におじけづく投資家も多いが、株価指標を見ると、めちゃくちゃに過熱しているわけではない。
例えば、利益の何倍の株価が付いているかを表すPER(一般に低いほど割安)は、バブル期の61倍に対して足元では16倍。
ややバリュエーションが高まっているのは確かだが、それでも利益が付いてきている。
また、物色の裾野は広がっており、これまで市場をけん引してきた半導体のみならず、中小型株などにも買いが広がっている。
特集3日目は、株の急上昇を受け、過去からの株価上昇率が高いのはどんな銘柄かを調べた。
日経平均225銘柄の中で、直近10年間で株価が2倍以上になった銘柄は94社。全体の4割を占めた。
5倍以上も17社あった。
これらの株を持っていた場合、配当も受け取れるため、リターンはもっと大きい。
また、過去に10倍以上になった銘柄と同様の特徴を備え、機関投資家が虎視眈々と買っている銘柄を取材しリストにした。
89年12月29日の最高値、3万8915円に接近する日経平均株価。
強い「一軍企業」を見ていこう。
INDEX
  • 上位は独占状態
  • 強すぎる小売り
  • 次の「10倍」候補
  • 10倍銘柄の量産期
  • 米国では1200倍銘柄