小澤征爾さん死去 88歳「世界のオザワ」の訃報に国内外で追悼
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注目のコメント
世界有数のスター指揮者であり、その上で日本にも大きな功績をもたらした偉大な指揮者でした。色々な意見がありますが、サイトウキネンやそれに伴う小澤塾の取り組みなど、一定の形を作られたこと。大きな存在がなくなったと感じます。
マリア・カラス追悼コンサートでのジェシー・ノーマンとの共演のYoutubeは大好きです。ベルリオーズの《ファウストの劫罰》からのアリア。貼っておきます。https://youtu.be/4JLX3SSY50M?si=kPVCPWNWqSoOvCr8歌手、小沢健二の叔父さんですね。
今でこそ欧米のオーケストラや歌劇場で活躍する日本人も増えましたが、小澤征爾は1970年代にボストン交響楽団の音楽監督に就任した、ということで、当時としては前代未聞でした。
指揮者というのは、指導する立場であり、個人の演奏技量が求められるわけではありません。
欧米人の演奏家たちを指導し、社交界の常連となり、政財界にもコネをつくり、メディアにも出て交響楽団の顔として広報活動を行う、という多様な力量が求められます。
日本人にはなかなか難しいことで、日本人離れした人間にならないとやっていられません。
これが1960年代から後々まで続く、NHK交響楽団による小澤ボイコット事件とその後の紛糾につながりました。
所詮日本でしかやっていけないN響の側の嫉妬もあったでしょうが、小澤征爾の指導ぶりが日本人離れしていたこともあったでしょう。
小澤征爾が日本に帰ってくる時は、同門の桐朋学園出身者を中心としたサイトウ・キネン・オーケストラで活動するようになりました。
サイトウ・キネン・オーケストラは、1980年代から国際的にも華々しく活動してきましたが、小澤征爾亡き後、長野県松本市などがどれだけ支え続けてくれるでしょうか。