USスチール買収に日本製鉄の副社長「政治の思惑だけでブロックできない」 トランプ氏は先月「即座に阻止」と表明
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注目のコメント
これは、森高弘さんが言っていることが絶対的に正しい。もしトランプが大統領になったとしたら、秋の自民党総裁選の後に選ばれる日本の首相は、こういう日本の企業を守り切る決意とそれを実行する力(説得する力か押さえ込む力)がなければならない。岸田さんを含む総裁候補(=首相候補)の誰がそのテストをパスできるか、われわれはそれをじっくり吟味する必要がある。
副社長の「私の知るアメリカというのはですね、自由と平等、法と秩序、これがある国であって」というのは残念ながら15-20年前までの話。ただ、日鉄におかれてはこの点や「メリット」を繰り返し主張する正攻法しかないかと思います。
一定の牽制も含めた言葉ではあると思う。一方で、伝統産業の象徴企業の買収は、常時でさえも政治論点化しやすい。企業ではないが三菱地所によるロックフェラービルの買収が代表例だが、センシティブに対応して過ぎることはない領域だと思う。
さらに今回は労組も絡み、そして大統領選挙も近く、スイングステートに絡む案件だし、10年単位で政治的分断と極論化が進んでいる。
「私の知るアメリカというのはですね、自由と平等、法と秩序、これがある国であって、(USスチールの買収は)関連産業、あるいは両国にとっても非常にメリットがある案件。政治の思惑だけでブロックすることはできない」