驚きの結果? Z世代は、X世代やミレニアル世代よりも仕事でAIを使っていない —— 最新調査
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いくつかの背景が考えられそうですね。リテラシーが高く役職を得ている層が積極活用している、逆にリテラシーが高くない年代層がリスクを把握せずに盲目的に利用している、それに対してZ世代は仕事では冷静にリスクを見極めながら活用している、など。
ソーシャルメディアが広がり、「情弱(=情報弱者)」という言葉が使われるようになって久しいですが、情報の格差以上にリテラシーの格差が広がっていく一方で、逆にスキルの格差がなくなっていく。
東大の松尾研究室の今井氏の著した『生成AIで世界はこう変わる』でも書かれていましたが、仕事ではAIを使いこなしたうえで小さくても責任をとって意思決定できるようになること、プライベートでは極端なことをやる≒興味をもてる領域でソフトオタクになること、が肝要かと思います。
注目のコメント
デジタル・ネイティブであるZ世代の方が意外にもAI(ここではChatGPTのよう)を使っていないというのは興味深い結果です。
記事でも少し触れられていますが、若い世代の方が現状のAIの限界・リスクを正確に把握していて、年齢の高い層はテクノロジーを過信し、鵜呑みにしやすいということでもあるのかもしれません。
また、年代による役割の違いも反映されているのではないかと想像していて、新規事業やDXなどの革新的な取り組みは、組織のミドルレイヤー(中堅)がプロジェクトリーダーとして力を発揮して牽引するケースが多いとの話もあります。
そう考えると、若手としてフィジカル業務の割合が多いであろうZ世代(1997~2005年生まれ)と比べると、中堅レイヤーにあるであろうミレニアル世代(1981~1996年生まれ)や、管理職レイヤーにあるであろうX世代(1965~1980年生まれ)のAIの利活用割合が多いのは自然な傾向と見ることもできます。
いずれにしても、「若いほどテクノロジー活用に積極的」というステレオタイプな思い込みは捨てないといけないことを改めて感じさせられます。大学生の立場から学業にAIを使わない理由はいくつかあります。プログラムを自分で書くのはスキルを身につける過程を大事にしなくてはならないから。論文には教授から禁止されている上に判定ツール(英語)を実験してみたら凄い精度で見抜かれたため。教授へのメールには英文が丁寧すぎるかカジュアルすぎるかになって不自然だから。けれど、ツール自体は面白いので学業以外で画像生成やアイディアの壁打ちなど色々と試してみています。Z世代はツールを使いこなす反面、自分の評価を左右する提出物に使用する事には慎重な可能性があると思いました。
AIをどのようなシーンで活用するかによって、活用の頻度も異なるように思います。
どちらも、デジタルネイティブな世代ですし、生活における浸透度は深いと思うのですが、仕事のシナリオとしてAIを活用した方が良さそうだと思うような生産性が向上するシーンに出会っている場合は、仕事の場で使ってみようとするのではないかなと思います。
会社の仕事の中でも、自ら生産性が向上するような変革を考えている場合、いかに適用するかを考えると思いますし。受動の仕事をこなす際には、AIを使わずとも仕事をするシーンも多いかと思います。
確かに新しい技術が出てきた時に、あえて今までなかったから使ってみようと思う世代と、これまでもデジタルが浸透していて便利な生活だから、あえて急いで使わなくてもというAIの技術の捉え方は違いがあるのかもしれませんね。