中国に迫るインド経済、それでも投資家が信頼しきっていない理由
コメント
注目のコメント
インドは製造業において中国やタイのようには成長しない、そのことがインドの中間層の増大しない理由ともなっています。
一部の富裕層が急速に豊かになり、国民の大多数は農民のまま、という状況です。
インドの伝統的な、何でも国産化することへの執着は、中国やタイ、マレーシアのような、部品を輸入して組み立てて輸出する、という組立産業としての製造業の発展を妨げています。
インドが「新たな中国」ではない理由
https://jp.wsj.com/articles/why-india-isnt-the-new-china-7bc513c1?st=ip9tct3w4gmepq2
「依然として高い貿易障壁も問題だ。インドが中国のような電子機器の組み立て拠点を目指しているならなおさらだ。」
「2022年時点でインドの輸入関税は世界最高水準にあり、最恵国税率は平均で18.1%に上る。これに対して中国は7.5%、欧州連合(EU)は5.1%、米国は3.3%だった。こうした制約は、主に輸入部品を使用して製品を組み立てて輸出する製造業者にとっては煩わしいだろう。」インドは高い経済成長は続くと思います。テイクオフ(離陸)呼ばれる成長加速の条件が整っています。これから鉄道、高速道路、空港、港湾の整備が加速すると思います。ただ、中央も地方も政治リスクが大きい。大企業は社内に主に地方政治を見る政治ウォッチャーを置くのが通例です。地方では、インフラ整備案件が政権交代で白紙に戻されることがごく普通に起こります。投資では、コアサテライトで言うと、コアは先進国への投資で70-90%、サテライトは新興国やAIなどテーマ型への投資で30-10%です。インドへの投資は、多くても総資産の10-20%ぐらいとするのが一般的だと思います。
インドと中国を比べても意味がありません。
まったく違う成長をすると思います。
眠れる巨人であることは間違いありませんが、どのように目覚めるのでしょうね。
投資家もそれがわからないから信頼できないのだと思います。