日銀主な意見受け円高、長期金利上昇-マイナス金利解除観測強まる
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決算期末への影響を回避する為、3月は無風。4月の展望レポートで2025年度の物価見通しを2%台(少なくとも1.9%)に引き上げ、記者会見でマイナス金利解除を告知する(実際の解除は4月会合後)シナリオが現実的ではないかと考えます。その際、一時的に円高が進むかも知れませんが、経済、マーケットにとって重要な実質金利(=名目金利-インフレ率)は大幅なマイナス圏にとどまります。持続的な利上げ見通しが示されない限り、円高は一過性の動きで収束する可能性の方が高いでしょう。
岩下真理さんは、4月ではなく、3月のマイナス金利解除が射程に入ったと言っておられるのですね。しかし3月では、春闘の賃上げの数字も出揃っていませんし、10~12月実質GDP成長率の冴えない数字が出たばかりのタイミングですし、日銀にそれだけ強い確信と決意があるのでしょうか。注目されます
12月の金融政策決定会合の主な意見は解除を急ぐべきでないとの慎重論とタイミングを逃すべきでないとの積極論がせめぎ合っている形でしたけど、それよりは一歩、金融政策の正常化に向けて進んだ感じかも。「マイナス金利解除を含めた政策修正の要件は満されつつある」といった記事中の意見に加え、「海外の金融政策転換で政策の自由度が低下することもあり得る。現在は千載一遇の状況にあり」といった意見も含まれます。読みようによれば確かに3月のマイナス金利政策解除もありそうです。とはいえ、年度末に向け円高と金利上昇を伴う波乱を呼びたくはないでしょうからね・・・ (・・;ウーン