アマゾン、アイロボット買収計画を断念-EU当局が阻止を警告後
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潮目は完全に変わった。MSによる骨抜きブリザード買収を最後に
(それすらだいぶ骨抜きにされたが) ビッグテックによる大型買収はもうほとんど起きないだろう。既に去年からかなり減っている。もともと少ないAppleはもとよりアルファベットもメタも大型はやっていないし、メタはこっそりGipgyを二束三文で売り払らわされた。
Amazonが言うようにこれがイノベーションやスタートアップにとっては短期的にはエグジットチャンスが減るという意味ではネガティブに見えるが長期的には全てをビッグテックが寡占的飲み込む世界よりもポジティブと信じるのが新ブランダイス派三銃士と言われる、いま米当局トップを担う若手官僚達。どちらが正しいかはずっと先の人類にしかわからない。GAFAMは手掛けている領域がかなり広い。また、新規事業を立ち上げるなら買収して一気に人材もシェアも獲得したところから始められるように買収検討したり、CVCから出資したりしている。
そのため、何か事業を買おうとするとどうしても競争阻害行為の可能性が生まれる。特に欧州での規制は様々なところに及んでおり、GAFAMのこれ以上の拡大を丁重に断っているようにも思う。日本が一国で規制してもあまり意味が出ず、Japan passingされるだけだが、地域集合体の強みはこういうところに出る。
iRobotをどこが買うかという話になってくる。経緯から同業による買収はかなり難しい印象となってしまう。既にエコバックスやロボロックス、シャオミなどの中国勢が時価総額ベースでは大差でアイロボットを上回っており、恐らく最新の世界販売額でも近い所まで来ているのでは。
実際、自宅にどれを買おうか比較してみましたが、ここ1-2年は日本の家電評価誌含め中国系を推すレビューの方が優勢。
毎年新たな機能の投入合戦の中、アマゾンの資本なしに単独でどこまで持つか。
去年の記事ですが。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM082OZ0Y3A400C2000000/