麻生氏、上川外相の容姿に言及 「美しい方とは言わない」
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記事の見出しだとまた麻生さんが失言か？と勘違いしますが、本文を読むと麻生さんは上川外相のことを外見うんぬんより実務の外交手腕が素晴らしいと褒めています。麻生さんに悪気はないのは記者もよくわかってるでしょうし、見出しのキャッチとして「美しい方とは言わない」と書かれたのだと思いますが、あまり揚げ足取りになる書き方はしなくて良いのでは。
読売、時事など各社とも同様の見出しですが、他の方のコメントにもあるとおり、麻生氏のコメントは上川氏の実務能力を高く評価しています。
以下、時事の記事の本文です。
「自民党の麻生太郎副総裁は２８日、福岡県芦屋町での講演で、上川陽子外相を評価し「（党内で）新たなスター、新しい人がそこそこ育ちつつある」と期待を示した。「ぜひ女性、若い人、こういった人たちをわれわれは育てねばならない」と強調した。麻生氏は、上川氏について「このおばさん、やるねえと思いながら、そんなに美しい方とは言わんけれども、間違いなく堂々と話をして、英語もきちっと話をして、自分でどんどん会うべき人たちの予約を取る」と指摘。「あんなふうにできた外相は今までいない」と語った。」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024012800311&g=pol
たしかに、容姿に関する箇所は適切な発言ではありませんし、脇が甘いと言われれば、ご批判のとおりですが、文脈や主旨を汲むことも重要です。揚げ足取りのような報道ばかり続けていては、何が本当に重要なのか、読者に伝わりません。
なお、個人的には性別を強調する必要はあまりないとは思いますが、自民党の中で、将来の総裁候補として有望視されている女性には、他にも、高市早苗経済安保大臣がいます。
「高市早苗氏「また戦わせてもらう」 自民総裁選に意欲」『日本経済新聞』（2023年10月３日）
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA036BL0T01C23A0000000/
総理に求められる資質は、国家が将来向かうべき方向性を見定め、ビジョンを語り、戦略を練り、内閣や国民を引っ張っていくリーダーシップであり、大臣とは別の次元の能力・資質が求められると思います。
どの政治家が現在どのような役割を果たし、実績を出しているかが視聴者にも分かるような報道、各大臣や有望な政治家の資質や実績を判断できるような報道も期待しています。わざわざ上川氏に言及したタイミングに意味がありそうです。
地元での麻生さんの発言は、過去も色々ありましたが、容姿に触れるのは適切ではないと思います。
