東京・千代田区 ホテルの社員食堂で集団食中毒 101人が下痢やおう吐 ノロウイルス検出
コメント
選択しているユーザー
ノロウィルスは感染力が高すぎて何かのきっかけで内部に持ち込まれたらほぼ防げない。アルコールは効かないので、何もかも煮沸するか、野菜から何から塩素消毒するくらいしかない。
ちょっと不憫に感じます。
注目のコメント
ノロウイルスは非常に感染力が高く、重症化するため危険なウイルスです。高級ホテルであっても感染が起きてしまう良い例かと思います。宿泊客はもちろんのこと、従業員の皆さんも感染対策の徹底が重要になります。
医療機関においても徹底した感染対策は簡単ではありませんので、専門家を交えた対応が重要となります。ノロウイルスは言わずと知れた胃腸炎を起こすウイルスの代表格ですが、環境中で非常に安定していることが知られています。冷凍や60度程度までの加熱は無効で、塩素消毒やアルコール消毒でも残存します。
人から人、または食品から人が一般的な感染経路で、報告される食品で最も多いのが生野菜、続いて果物です。生牡蠣などのイメージがあるかもしれませんが、ある報告では半数以上が野菜や果物でした。
人から人の感染の場合には、発症から48時間以内の感染者からの接触感染が最も多いですが、ウイルスの便中への排出はその後も1ヶ月程度は続くことが知られ、もうすっかり体調の良い人からの感染も成立し得ます。トイレ後の手洗いが甘かったり、アルコール消毒で済ませていたりした場合には、接触や食品などを通して感染が拡大してしまう可能性があります。
予防はとにかく手洗いです。アルコール消毒ではダメで、石鹸と水でよく手を洗うことが全てです。
