ボーイングMAXの生産拡大をFAAが一時停止-737-9含む
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比べれば設計が新しいエアバスA320と同じ価格で売れるはずもなく、安い価格で利益を出すには厳しいコストカットが不可避のはず。しかし基本設計は60年前の機体、ネタは既に出尽くしている。
日系大手並みに機体を全て分解して再組立できるところなら問題は少なそうですが、海外LCCに使われるのは不安。FAAの指導に期待します。737-9における脱出用ハッチを固定するネジにゆるみが見つかっていましたが、これを締め直す等することでとりあえず飛ばせる、という状況になっています。アラスカ航空やユナイテッド航空でも数日以内に定期便に投入されると報道されています。
一方で、では737MAXについていよいよフル稼働、何ならプラスアルファで製造しようかというと、それには待ったがかけられているという状況です。理由はボーイングの品質管理にあり、製造過程におけるネジのゆるみ(締め忘れの疑いあり)という初歩的な不具合を発見して是正することができなかった一連の体制が問題視されており、この面についてFAAを納得させない限り「ボーイングが通常通りのビジネスに戻ることはない」とクギを刺したような格好になっています。
737MAXについての種々の問題を忘れたとしても、製造ペースが上がらないのはボーイングにとってはダメージで、顧客としても納品まで時間がかかるのならば、似たような機種であるエアバスのA320シリーズへ流れるということもあるでしょう。A320シリーズは737MAX問題以前から多くのバックログを抱えており、2030年になっても完全消化できていないのではという状況になっています。
フラグシップとなる機種ではないものの、エアバスが確実に需要をかっさらっています。ボーイングにはしばらく逆風になりそうです。ちゃんとして頂きませんと。
空を飛んでいるのですから。
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