「Apple Music Classical」提供開始 Appleが考えるクラシック音楽配信の在り方
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クラッシックに特化した「Apple Music Classical」の開始は楽しみですね
ドイツのクラシック音楽専門のストリーミングサービス「Primephonic」を買収したことから提供できたサービスだと思われますが、他のサブスクは狙っていない層へのアプローチが可能になったと思います。
記事によると、クラッシックの特異性を考慮した検索機能などが加えられており、高度なユーザー体験が提供されているとのこと。
ターゲットを明確にして特化したサービスを提供することで、競合から乗り換える顧客を獲得できそうですねさっそく使ってみました。以下、少し感想を。
まず アーティスト情報がApple Music より充実した印象です。
当該アーティストの「人気作品」に続き、
「作曲者としての最新アルバム」
「アーティストとしての最新アルバム」
加えて、
「よく一緒に共演」や「関連する作曲家」の項もあって盛りだくさん。
例えば、お気に入りのチェロ奏者「ジャン=ギラン・ケラス」をみると「よく一緒に共演」する演奏者のトップに「アレクサンドル・タロー」がリストUPされており「だョね!」ッて感じ。
また「エディターのおすすめ」も、例えば古楽アンサンブルの「タリス・スコラーズ」では、一番お気に入りの「Allegri:Miserere」がチョイスされていて「気が合うね!」とか、楽しい。
なんとも愉しみ果てしない感じです。
それと Apple Musicで登録してた「お気に入り」のアーティストやプレイリスト(一部クラシック関連)がそのままClassicalの方で同期されているのは有り難いです。
同期されるのは割と幅広のようで、例えば映画音楽で人気の「ハンス・ジマー」や、ポストクラシカルな作曲家「マックス・リヒター」や独キーボード奏者「ニルス・フラーム」、それとハング・ドラム奏者の「マヌ・デラーゴ」あたりもClassicalで出て来ます。
Classicalで扱われる範囲はどの辺りか? 色んなアーティスト名を検索してみて、試してみると面白いかも。
ちなみに、
「ジミ・ヘンドリックス」だと作曲家として「クロノス・カルテット」の「Purple Haze」がヒット。一方「ジミー・ペイジ」だと該当ナシみたい。
同様に「あいみょん」だと「マリーゴールド」のアレンジ曲がヒット。「YOASOBI」は… 。
以下↓余談ですが、
今回アプリをアレコレいじっていたところ、映画音楽やポストクラシカルな作品で、透明感ある美しいサウンドを手がける作曲家「ヨハン・ヨハンソン」の「バイオグラフィー」記載にて、彼が既に亡くなっていたコトを知りました。残念です。
“しかしヨハンソンは、映画『Mandy』のために、伝統的なクラシック音楽のモチーフを“アンビエント・ヘヴィメタル”とでもいうべき不穏なごう音の中で生かすという非常にクリエイティブなスコアを完成させた直後の2018年に48歳の若さでこの世を去った。 ”