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【新発見】東日本大震災で海の底に高さ26mの崖ができていた

NewsPicks編集部
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注目のコメント

  • NewsPicks 編集委員 / 科学ジャーナリスト

    東日本大震災で形成された深海の切り立った「崖」が有人潜水艇の探査によって発見されました。なんと8階建てのビルほどの高さがあるとのこと。研究グループの記者会見をもとに、成果や意義をお伝えします。

    バナーはあえてレトロな可愛い?潜水艦です。
    記事中に写真がありますが、実際の潜水艇はコンパクトな2人乗り。1人は操縦するので研究者は1人しか乗れないそう。


  • 国内航空会社 気象予報士

    年末に新潟大学のホームページでも公開されていたものですね。
    https://www.niigata-u.ac.jp/news/2023/540931/

    東日本大震災後早いタイミングで、海底においてある音響送受信機とGPSを使うことで船舶を利用して海底の地形変化を調べたところ、最大で水平方向に31m動くような地形変化があったことがわかっており、数十mの地形変化が発生していたことはすでに分かっていました。また海底を音波でスキャンする調査でも、最大で50m程度滑ったのではないかという推定が行われていました。
    これは今までの海溝型地震の常識を覆す結果であり、通常深さ20km前後で断層の滑り量が最大となり、そこから浅い場所では地盤が柔らかいこともあり徐々に滑り量が減り、海底の地形変化は地震の規模ほどは大きくならないはずでした。
    さらに海底をボーリングするなどして調べたところ、海底に分厚く堆積した火山灰からできた岩石(スメクタイト)が海溝部分に堆積しており、海底から一緒に引き込んだ水分もまた地震発生時に断層を滑りやすくする効果があったため、プレート境界の浅い部分でも断層の滑り量が小さくならず、むしろ大きくなって海底部分で数十mの地形変化をもたらしたということが分かっています。
    スメクタイトは太平洋プレートの古い部分、日本海溝や千島海溝に沈み込む部分には多く分布していると考えられており、この付近での海溝型地震においては海底の地形変化が大きく津波が大きく発生する可能性があることに改めて注意が必要です。

    今回は、こうした知見がすでに得られていたものの、実際に海底の地形変化がどうであったのかについてドローンを使うなどアイデアはあったものの、そこへ有人の深海探査艇を使ったというところになります。今までに想像されていた以上に海底の地形変化はダイナミックであり、水平方向には100m、垂直方向にも50mというような非常に大きなものであったということがわかってきたという内容です。海底の地形変化について種々の推定方法はあったのですが、やはり人間が目で見て観測する重要性を改めて示したというところになり、日本にもしんかい6500という探査艇がありますが、深海探査艇の役割も改めて示した格好です。


  • 東京大学 中国思想文化学研究室助教

    一瞬でとんでもないものが形成されていたのですね。地球のダイナミックさに驚かされます。

    しかし考えてみれば、地球の直径は約1万3千km、このスケールからすると、8階建てのビルの高さなんて表面上のちょっとしたニキビにも至らないのかもしれません。そのニキビにも満たないものによって、大勢の人の命と生活が脅かされるのですから、こうやって精密な研究がなされることはやはり大変重要だと思います。


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