JAL「初めて尽くしの新社長」を待つ2つの難題
コメント
注目のコメント
今求められているリーダーシップの在り方を象徴する人事だと思いました。
赤坂社長の言う「これからの経営は社長が役員や社員を引っ張っていくというより、いかにいろいろな人の力を引き出せるかにかかっている」というコメントから想起したのは、共感型のリーダーシップです。
すなわち、共感力があり、相手への配慮忘れず、信頼関係を作り、説得と交渉を丁寧に行い、架け橋やネットワーキングに長け、倫理を率先し行うというリーダーの在り方です。
一個人の経験や知見では対応しきれないことが次々と起こる変化が激しい時代には、多くの人の多様な能力を引き出すことのほうが、組織のレジリエンスにつながります。
鳥取氏の「一緒に議論をしながら突破口を見つけていくスタイルでやってきた。能力が引き出せる職場にしていきたい」という言葉が印象的です。
経験や出身云々というより、多様な経験や出身を活かせる力に注目したいです。それぞれの社長候補の強みまでインタビューしており、客観的で良い取材だなと思いました。
他のピッカーさんも書いていますが、このリーダーシップのあり方は共感感度高いです。
>「赤坂氏は「これからの経営は社長が役員や社員を引っ張っていくというより、いかにいろいろな人の力を引き出せるかにかかっている」と鳥取氏に期待を寄せた。
対する鳥取氏は「一緒に議論をしながら突破口を見つけていくスタイルでやってきた。能力が引き出せる職場にしていきたい」と答えた」
また日本エアシステム組からの出世という話も、日本っぽいなと興味深いです。
子どもの頃初めて乗った飛行機が、与論島行きの日本エアシステム便で、憧れのスチュワーデスさんに会えた感動を今でも忘れません!他のコメントにもありましたが、赤坂社長の「これからの経営は社長が役員や社員を引っ張っていくというより、いかにいろいろな人の力を引き出せるかにかかっている」という言葉が全てを現していると思います。これまでの歴代の社長陣とは全く異なるバックボーンを持つということは、その人たちには持ち合わせなかった良さや強みがある、ということでもあります。経営ボードがあるのは、多様な視点を集めることで、あらゆるリスクを多面的に想定し経営を健全な状態にさせるためにあるわけですから、社長個人で足りない経験は経営メンバーで補えばよいわけです。
日本企業は、いまだに一つの決められたルートで、新卒か、叩き上げで経営ボードのメンバーが構成されていることが多いですが、JALのような企業から、そのキャリアステップを取払い、経営ボードの多様性を深化させる取り組みが広がれば良いなと感じています。