2024/1/22

【坂井風太】私が「DeNAの人材育成責任者」として学んだこと

NewsPicks編集部
NewsPicks編集部
連載一覧へ
人生の「探求者」たちのエピソードから、自分らしく、しなやかに生きるヒントを探る連載「Life Quest（ライフクエスト）」。

今回登場するのは、Momentor代表の坂井風太（さかい・ふうた）氏。

坂井氏は、DeNA在籍時の「ある原体験」をもとに起業後、わずか1年半で大小合計90社ものクライアントの組織課題を支援するまでに至る。

「組織はなぜ硬直化するのか？」

といった、現代の企業組織の問題点をデータと理論で鮮やかに言語化したことでSNS上で話題となり、出演した動画コンテンツのYouTube総再生数は200万回を超える。

彼を突き動かすものは何なのだろうか。

坂井氏が、「マネジメント」と仕事への徹底した向き合い方をNewsPicksに語ってくれた。（第1話／全5回）
INDEX
  • 地獄のような1年目
  • 採用だけ整えても意味がない
  • 異動で評価が180度変わった
  • 「体系化できない」はない
  • DeNAでの「最後の仕事」
  • 「人体実験主義」を徹底した
  • 「しがらみに負けない力」が大事
  • 📍まとめ：DeNAで学んだこと
坂井風太（さかい・ふうた）Momentor 代表　1991年生まれ。Branding Engineer（現TWOSTONE&Sons）、DeNA新規事業部でのインターンを経て、2015年、DeNAに新卒入社。旅行部門の企画業務などを経て、新卒5年目で子会社2社の取締役に就任。翌年に代表取締役に就任し、経営業務やM＆A業務に従事。2022年8月、DeNAとデライト・ベンチャーズ（Delight Ventures）から出資を受け、人材育成・組織強化をサポートする株式会社Momentorを設立。

地獄のような1年目

私は、2015年に新卒でDeNAに入社し、2022年まで、内定者インターン期間も含め、約9年間在籍しました。
1年目は地獄でした。入社後は新規事業部に配属され、その後は旅行部門に異動しました。