ガンホーが自己株取得へ、ソフトバンクが応募 子会社から関連会社に
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ガンホーが、ソフトバンクの連結子会社から持分法適用会社に変化。現在ソフトバンクは33.63%保有している(ソフトバンクモバイルが加えて6.37%保有)。今回そのうち16.34%を425円で応募。これは今日の終値451円に対してディスカウントで、その背景は下記開示①に書かれているが、東証と相談してこうした結論になった。ソフトバンクは780億円関係会社株式益を個別で、104億円の支配喪失損失を連結で計上する見込み(②)。
なお、ガンホーに関しては、議決権ベースでは58.72%を保有している。それは孫泰蔵氏の資産管理会社ハーティスとの契約によるものとソフトバンクモバイル保有分。そしてこのハーティスとの契約に関しても解除される模様で、一連の取引の後の議決権は28.62%となる予定。
なお、ガンホーとソフトバンクで、2013年にスーパーセルを買収したが、2014年にはその買収に使用したSPCをソフトバンクに売却している。なのでガンホーはスーパーセルの権利を何も持っていない状況になっているはず。
①https://www.release.tdnet.info/inbs/140120150428455125.pdf
②https://www.release.tdnet.info/inbs/140120150428455021.pdfつくづく、ソフトバンクさんは事業会社の毛皮を被ったファンド感がありますね。個々の事業や発言に気を取られていると本質を見誤る。
これもまた一つの会社のあり方なのかなと思います。