2024/1/14

【持論】スポーツ観戦を「10倍」味わう方法

泉 秀一

NewsPicks 編集委員

早くも2024年に入ってから、2週間が経過しようとしている。

元日に能登半島地震が発生し、今も避難生活を余儀なくされている被災者の方はたくさんいる。可能な支援とともに、一刻も早く日常を取り戻せることを願うばかりだ。

一方で、それでも世の中は回っていく。東京はすでに多くが平常運転モードに入っている。

記者たちが2024年を予測するこのコーナーも、最後のテーマとなった。取り上げるのはスポーツだ。

今年はパリオリンピック・パラリンピックが開催される。

開催が1年延期された東京大会から3年しか経過していないため実感が湧かないが、オリンピックイヤーなのだ。

その他、昨日からサッカーのアジアカップが開催されているほか、大谷翔平選手の新天地での活躍や世界的スターが集う国内ラグビーリーグなど、今年も注目のトピックは多い。

今年は、どのようにスポーツを楽しもうか。

本記事ではスポーツの「見方」をテーマに書いてみたい。

INDEX

• 野球にまつわる「2つの物語」
• 常識を破る「怪物」たち
• 選手の「生き様」に震える
• あるアスリートが伝えたいこと

野球にまつわる「2つの物語」

コメント

注目のコメント

• 泉 秀一

  ノンフィクションライター

  ・2024年01月14日

  勝てば嬉しいし、負ければ悔しい。これまでは応援するチームに心を乗せてスポーツを観戦してきました。
  
  単純に歳をとったのか、最近は結果よりも個々の選手の人生において、その大会や試合がどのような位置付けで、どう望んでいるのか、に興味を持つようになりました。
  
  誰にでもある人生の浮き沈みが、スポーツというわかりやすい世界においては、「ある瞬間」に凝縮されて反映されるように思うからです。
  
  本記事では、そんな見方をするのも楽しいのでは、という提案をさせていただきました。
• 清水 勝彦

  慶應ビジネススクール 教授

  ・2024年01月14日

  せっかく経済畑出身の泉さんなので、スポーツとお金、特に例えばアメリカの大学スポーツはなんでこんなにお金じゃぶじゃぶなのかとか、「ジェリー・マクガイヤー（邦題エージェント）」でトム・クルーズが演じたような（もちろん大谷選手の場合もそうですが）代理人ビジネスの内幕とか、どういう人が代理人になってるかとか、幅広く取材していただけたらなと思います。
• 山田 聡

  株式会社10X 取締役CFO

  ・2024年01月14日

  いわゆる箱/結果推しか、人推しかという話にも近い論点ですね。どうしても何か競技で結果を残した時など注目度は集まりやすいですが、逆に普段からアスリートとしてのストーリーや考え方を発信することで活躍の有無に関わらず人推しをしてもらえるファンを蓄積しておくことはアスリートの視点でもファンを資産化する上で大事ですし、SNS等で自ら発信することで意図的に作りやすい環境になっていると感じます。