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ボトル水1本に「凄まじい量のプラスチック」が含まれていると判明

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    みずほFG 執行役、東京大学(駒場) 運営諮問会議委員、日本学術振興会 男女共同参画推進アドバイザー

    このテーマについては、英語で検索すると色々な研究結果がヒットします。例えば「氷結した炭酸飲料ボトルから放出されるMP/NPsのレベルは68~4.66×108粒子/Lであり、ヒトに健康リスクをもたらす可能性があると報告」など。その他にも、ペットボトルを使い回したり、炭酸飲料を入れたり、凍結するとよりリスクが高まる(マイクロ/ナノプラスチックが飲料中に溶け出す)とする研究結果が見られます。ただそれが具体的にどのような健康リスクに繋がるのかまで言及しているものは見つけられませんでしたので、研究中ということなのでしょう。

    https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0043135423006796


注目のコメント

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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    プラスチックの成分全てについて明らかになっているわけではないと思いますが、プラスチックを丈夫でしなやかにたらしめている主要成分のフタル酸は、不妊や胎児奇形との関連性が懸念されています。注意していただきたいのは、あくまで懸念されているだけということです。

    このフタル酸は、プラごみに汚染された海水、それを製造工程で使っている食品、ここで紹介されているようなペットボトル飲料などを介して体内に摂取されています。摂取されたフタル酸は一定の割合で体内に吸収されることも分かっています。また、化粧品や香水に含まれることもあり、皮膚からの暴露もあることが知られています。

    不妊の報告は今のところラットの研究結果が主であり、暴露量が人間で報告される量より相対的に多いこと、種に限定的な異常の可能性もあることから、人間に適応してよいかはまた別問題だという話になっています。

    このフタル酸は、血中濃度を簡単に測定できるので、人間でも複数の観察研究が見られます。フタル酸濃度の高いカップルでより不妊や胎児奇形が増えたとする報告も見られますが、そうでなかったと結論づける報告もあり、結論は今の所一定していません。

    生殖系への影響に対する懸念を除いては、現時点で人体への影響を示唆する報告は見られません。しかし、近年増加傾向の若年者の大腸癌など、最近になって増加している健康問題とこのような物質暴露との関連性が後に明らかになっても不思議ではありません。人間以外の生態系への影響は明らかになっているわけですから、このような問題は人体への影響のエビデンスが確立していなくとも、真剣に取り組むべき課題と言えるでしょう。


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    日本IBM サステナビリティ担当 シニア・マネージング・コンサルタント

    人は毎週クレジットカード1枚分、毎月レゴブロック1個分のプラスチックを摂取しているということが、WWFに委託されたニューカッスル大学の研究で指摘され、以前から話題となっていました。

    プラスチックはほこりという形で大気中にも広く飛散しており、呼吸以外の経口摂取は4割~7割程度と幅広に推測されています。

    海洋プラスチックから剥がれ落ちたマイクロプラスチックを摂取した生物の食物連鎖を通じて私達の体内に入るほか、飲料ボトルやティーパックから剥がれ落ちたものがよく経路として挙げられていましたが、浄水フィルターへの言及は非常に興味深いです。

    プラスチックを摂取したらどうなるかについては、生物への水槽実験によれば成長の妨げや繁殖力の低下など、様々な健康的な問題が明らかになっています。
    実験濃度は通常、人間が摂取するよりも高いのですが、海洋プラスチックが今後も右肩上がりに増え、生物濃縮が進めば、このような濃度も現実味を帯びてくるといいます。

    人体への影響について明確な指摘は避けられていますが、「軽い・安い・成形しやすい」という優れた特性をもつプラスチックを大量に使うことは、化石燃料の使用という企業が気にするポイントとは別に、健康的なリスクもあるということは意識しておく必要があると思います。


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