2024/1/10

【挑戦の年】宇宙ビジネスにはわかりやすい成功事例が必要だ

NewsPicks 記者
2024年も宇宙開発の話題は目白押しです。
1月には宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機による月面着陸、2月には新型ロケット「H3」の再挑戦が控えています。
H3の打ち上げ失敗をはじめ、23年は日本の宇宙開発に「失敗」の2文字が重くのしかかった年でした。
新年は干支の「辰(龍)」のように力強く天に昇っていくことができるのか──。
3つのポイントに絞って、宇宙産業の動きをまとめました。
ちなみに記者自身は、少年時代に宇宙飛行士に憧れたわけでも、天体観測が趣味だったわけでもありません。新聞記者として宇宙開発を取材し始めてから、ロマンと人類の可能性を感じて追いかけています。
個人的には、宇宙産業は日本が勝ちうる数少ない分野の一つだと思っています。
そんな記者による新年の展望をお届けします。
INDEX
  • 新型ロケット「今度こそ」
  • 月面着陸もリベンジ
  • 1兆円「宇宙戦略基金」のゆくえ
  • アイスペース、QPS研究所の次は?
  • 盛り上がってるのは業界内だけ?

新型ロケット「今度こそ」