[ソウル 9日 ロイター] - 韓国の半導体メーカー、SKハイニックスの郭魯正・最高経営責任者(CEO)は8日、同社の企業価値が3年以内に倍増し200兆ウォン(1520億ドル)に達する可能性があると述べた。人工知能(AI)向け半導体への特化や投資効率の最大限化で達成可能と自信を示した。

米ラスベガスで開催されているテクノロジー見本市「CES」で述べた。

AIシステムの発展に伴い、半導体に対する顧客の要求も多様化しているという。

SKハイニックスは生成AIの分野で使われる高帯域幅メモリー(HBM)開発で業界をリードしており、米エヌビディアを顧客に抱えている。

ライバルのサムスン電子と米マイクロンも独自の次世代HBMを開発しているが、SKハイニックスは他社をリードすべくHBMの生産態勢を構築しているという。

またパソコンやスマートフォンなどに利用されるDRAMについては、現在行われている減産は第1・四半期に変更が必要となる可能性があるとの見方を示した。