自民党・安倍派、池田佳隆衆議院議員をきょうにも逮捕へ 派閥のパーティー券めぐる政治資金規正法事件 東京地検特捜部
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政治とカネのあり方に大きな影響を与えるだろう本事件、ついに大きな山を迎え始めましたね。
特捜部は、政治・政局に悪影響を及ぼすことがないよう配慮するでしょうから、1月末の通常国会が始まる前までの今後半月の間に、議員や秘書らの立件が相次ぐとみられます。
ただ、この事件ではもっとビッグネームの政治家の事情聴取について何度も報じられており、「中堅」クラスの池田議員の逮捕の報に違和感を感じている方もいるのでは?
政治資金規正法では、議員本人が不記載を指示したことや、秘書から判断を求められて了承したことなど、積極的な加担を裏付ける証拠が無いと、罪に問うのは難しいのが実情。他の大物議員については、まだその「証拠」が出てこないようです。
注目のコメント
年末の段階では捜査が動くのは1月7日の週の後半か14日の週と見る向きが多かったので、少し驚きました。それも逮捕という展開は、東京地検特捜部の本気度が伺えます。金額などでは同じ程度の違法行為と見ることのできる薗浦健太郎元議員の場合は、逮捕はされず、略式起訴され、罰金100万円、公民権停止3年でした。今回は逮捕して証拠を固めることで、他の議員の立件や公判維持にもつながるとの判断もあるでしょう。
ただ、気になることも。朝日新聞が大見出しで「逮捕へ」と報じ、追随するメディアは出ていますが、NHKは追っていません。確認がとれないのか、朝日新聞などの報道に検察が怒り、先延ばしにしたのか、などいろいろ考えてしまいます。議員本人の報告書不記載の認識、会計責任者との共謀について、検察が立件できると判断したものと思われます。金額の大きさ、報告書訂正の動きなども、ひとつの判断基準かもしれません。池田議員は事案の発覚後、雲隠れを続けており、公に語らぬまま強制捜査となりそうです。
これらの逮捕をもって一部記入漏れの大物議員のみなさんは逮捕されないで終わる気がします。選挙後に落選者が逮捕され、同じことをしていた当選者は逮捕されないことに似ている気もします。