2024/1/6

【最新】NYTが選ぶ「世界を良くするテクノロジー」ベスト5

テクノロジー、ビジネス、カルチャーを横断する、ニューヨーク・タイムズのコラム「The Shift」。筆者であるケビン・ルース記者のユニークな着眼点と明快な文章にはファンも多い。
そのルース記者が、毎年の恒例行事として発表している「グッドテック・アワード」は、「世界をより良い場所にする」ために貢献しているテクノロジーに光を当てる企画だ。
さる2023年は、言うまでもなく生成AIの年だった。
その可能性と危険性がほぼ同時にスポットライトを浴び、11月にOpenAIで起きたクーデターは、AI加速派と慎重派の分断を世界にまざまざと見せつけた。
昨年末に発表された最新の「グッドテック・アワード」でも、AIに関連するテクノロジーが多く挙がっている。
しかし、ルース記者の狙いは、AIが世界を滅ぼすか救うかという二極化した議論を避け、その代わりに「いまここ」に焦点を当てることだ。
AIは現在、何の役に立っているのか? 誰の役に立っているのか? AIを媒介として、どのようなブレークスルーが起きているのか?
以下、ルース記者が注目した「世界を良くする」テックトレンドを見ていこう。
INDEX
  • ①AIが「アクセシビリティ」を実現
  • ②遺伝子編集が「難病」を救う
  • ③AIが「古代の謎」を解き明かす
  • ④「安全な自動運転車」ついに登場
  • ⑤「AIの安全活用」が進む