NY「渋滞税」、来年にも導入 中心部への車乗り入れに2千円
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マンハッタンでは、屋外空間の大半をクルマが占領している当たり前の状況から本格的な逸脱を目指しており、もっと人々のQOLを高める空間にすべく、どんどん広場になったり、レストランの屋外座席になったり、遊び場になったり、自転車専用道が2,000km以上整備されたりしています。
その整備がある程度進んだ今、今度は本格的にクルマの数を減らさなければ根本的な解決にならないと、この渋滞料金の徴収に踏み切ろうとしているのだと思います。そして、そこで上がった収益をもって地下鉄を延伸したり、もっとバリアフリー整備をしたり、と言った更なる公共交通の増強に力を入れる予定です。
同時並行でNYCではフェリーももう一つの公共交通として整備されており、多くの人々が通勤で使っています。
料金体系は今のところクルマの大きさに合わせて一律で考えられているようですが、例えばワシントンのインターステイト66とかはダイナミックプライシングを導入していて、マーケットに合わせて適正な値段とクルマの量が均衡しているとの事例もありますので、やり方は実装しながらブラッシュアップしていくものだと思います。