中国の車輸出、日本抜き初の世界首位 EVけん引8割増
日本経済新聞
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多くの人が誤解していますが、自動車は「輸出産業」ではなく「海外生産産業」です。
日本車メーカーはほとんど(約7~9割)を海外で現地生産しているので「輸出で抜かれた」ということだけで悲観的になる必要はないとは思いますが、中国車の存在感が高まっていることは確かです。
特に欧州は中国車の輸入が急増して危機感を強め、欧州員会のフォンデライエン委員長は「中国車は政府から不当な補助金を得ている」として調査をすると言っていますし、米国はIRA(インフレ抑制法)により、中国車を実質締め出そうとしています。
ただし、中国車バッシングの動きはあくまでも足下での話。自動車産業は10年、20年以上先を考えなければいけない産業。そして日本の自動車メーカーにとって最悪のシナリオは「米中関係が改善してしまうこと」です。
何があっても中国や韓国のクルマを買わない日本人と違い、アメリカ人はモノが良ければ買う。そのおかげで日本車が売れました。そして今では中国車は十分にモノが良い。
米中関係が改善して米国政府が「中国車も平等に扱う」となった時に、日本車は大変なことになります。そしてそんな時代が絶対に来ないとは言えません。米中貿易摩擦の中で、けん引役はロシア向け。また、高田さんがコメントされているように日本は現地生産を進めてきた。
一方で、生産するほど技術知見・蓄積はできるので、生産量や輸出量が増えることは侮れない。個人的には、最近タイで中国製EVが広がっていることは気になっている。
https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/special/01518/