獄中ナワリヌイ氏、極北に移送=20日間不明後「発見」―ロシア
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ナワリヌイ氏は、たびたび容疑者不明の毒殺未遂とか、原因不明の臓器不全とかにもなっているので、生きていただけでもよかったといえばよかったです。
ナワリヌイ氏は、2021年1月以来、刑務所に入れられています。彼の反汚職財団という組織が「過激派」であるという容疑などによります。
刑務所にいる時に心臓発作で死亡した、とかにされると、どうにもならないです。プーチン大統領が再選を目指す、来年3月の大統領選に向けて、政府は反体制派への締め付けを厳しくしてきています。
ナワリヌイ氏自身は獄中にいますが、反プーチン政権を掲げるナワリヌイ氏陣営は7日、プーチン大統領以外の候補者への投票を呼び掛けるキャンペーン「プーチンのいないロシア」を開始しました。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000327549.html
反体制派としては、政権の汚職、腐敗に加えて、長引くウクライナとの戦争を批判し、プーチン大統領以外の候補者に投票するよう呼び掛けています。
他方、政権側は、23日、ロシア中央選挙管理委員会が、反体制派の元ジャーナリストのドゥンツォワ氏について、提出書類に「多数の違反」があるとして立候補を認めないことを発表しました。
https://nordot.app/1111821978775503800?c=768367547562557440
また、これまでロシアで行われた選挙を踏まえて、国内では、プーチン政権の下での選挙の不正の可能性を指摘する声があります。
ロシア元首相のカシヤノフ氏は以下述べています。
「投票結果の偽装は投票箱の操作によって行われます。投票所の監視カメラが廃止されたので、プーチン支持の投票用紙を大量に投票箱の中に入れても、証拠は残りません。目標値があって今後の展開はわかりやすいです。裏の操作は既に行われているし、今後も行われます。選挙結果を偽造するための操作です。」
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/897695?page=2
民主的で公正な選挙と市民の自由が表裏一体であり、密接不可分であることを想起します。日本にいると、選挙や市民的自由が当然のように(ある程度)存在し、酸素のように感じるかもしれませんが、グローバルに見れば、それは決して所与ではなく、獲得しても守らなければ失われてしまい、取り戻すことは容易ではないことを示唆します。