NY株反落、18ドル安 ナイキ急落で相場押し下げ
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きょうのNY株式市場でダウ平均は小反落。
この日発表になったPCEデフレータが予想を下回り、市場の利下げ期待を再確認する内容となり、これを受けて米株式市場は買いの反応を示していましたが、高値警戒感も強まる中で、後半に伸び悩んだ格好。
ダウ平均については採用銘柄のナイキ<NKE>が大幅安となり上値を圧迫。
前日引け後に9-11月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高が予想を下回りました。
売上高については中国が冴えなかったほか、下期も軟化を予想しています。
その後の決算説明会では、通期で約1%増収を見込んでいると述べ、これも失望感を拡大させた模様。
最高値更新が続く中で、明日からのクリスマス休暇を前に米株式市場には一服感も出ています。
先週のFOMCは市場のリスク意欲をかき立てましたが、その後の急上昇で逆に過熱への懸念と反落リスクへの警告につながっている状況。
米大手銀のストラテジストは下げるのを待って買いを入れるべきと助言。
米株式市場は割高の領域に入ってきており、ここから上昇するには新たなきっかけが必要だという話。
金利は今後数カ月に渡って低下傾向を辿るでしょうが、過去数週間のような下支えにはなりそうもなさそう。
次に利回りが大きく低下するのは、マクロデータが弱含みとなる時で、その場合は株式市場が現在織り込んでいる強い企業業績予想の前提に疑問符がつく可能性が高そうです。
VIX低下してGREEDエクストリーム。
金利も原油価格も落ち着いており、クリスマス休暇もあり一服感。米国株は主要3指数まちまちとはいえ、高値圏に止まっており、年末高の強い相場つきは崩れず。
現時点で来年に対して強気予想はさほど多くないように見受けられるが、懸念が表明されているうちはトレンドが大きく崩れることはないだろうと思う。なんとも皮肉なことに、昨日の日本時間午前9時からナイキのセールが50%オフ目白押しでスタートしました。アプリのUIやレコメンドはかなり精度高く気に入っていますが。